ツルラボ3実施報告!
8月31日(木)の夜、ツルラボ3を実施しました。
今回の参加は51人。皆様ご参加ありがとうございます!!
第1部 プレイバック!!ツルラボ
第1回ツルラボ はこちら→→→ ツルラボ1
第2回ツルラボ はこちら→→→ ツルラボ2
第2部 防災ゲーム体験「ダイレクトロード」
神戸市消防局が作成したカードゲーム型の防災教材。『海辺の町』を舞台に、南海トラフ地震直後1時間をシミュレーションし、地震直後の行動を修得するとともに、コミュニケーション能力、リーダーシップ、情報分析能力の向上を目指しています。
・今回は、Standard(一般の方向け)、Master(防災関係者向け)、Basic(主に中学生向け)、Serious(遊び要素無し)の4タイプあるうちStandardを利用しました。
カードを使ってゲームスタート!!
チームごとにミッションをひとつずつクリアしていく
最後に答え合わせ
第3部 グループトーク~研究討論~「新たな防災訓練プログラムをツクル」
チームごとに、防災訓練カードを使用し「新しい防災訓練プログラムをツクル」事業実施報告書を作成した。
<防災訓練カード>(鶴見区まちづくりセンターのオリジナル)
<事業実施報告書>
Aチーム 緑、榎本、茨田南、茨田東
■タイトル 防災訓練 ―子育て世代にも楽しい体験―
■対象者 子育て世代のための防災訓練
■内容
①事前訓練
・事前の訓練としてジュニア防災リーダー養成を行った。
・避難所開設訓練で、スタッフとして動いてもらった。
②避難所開設訓練
●体育館で実施
・仮設トイレ、紙食器づくり、炊出し訓練、段ボールベッド作成、避難所の間仕切りの設置訓練、いずれかひとつを選び体験してもらった。
・炊出し訓練と紙食器づくりは連携して行った。
●運動場で実施
・心肺蘇生訓練、簡易担架作成、蹴破り戸・避難ハッチの確認
・煙中テント体験、水中歩行体験は、大勢の人が体験できた。
●非常持出品の準備
・避難場所には1,000人分の備蓄がないので、個人が備える非常持出品袋の中身を、1年に1回の防災訓練のときに確認することにした。(足りないものはないか、賞味期限切れになっていないか、など)
・特に備えておくものは、ラップとアレルギー食。ラップは、応急手当や紙食器など色々役立つ。アレルギーのある人は、各自で対応できるようにしておくため。
●その他:防災倉庫の確認、安否確認、起震車体験
■どうやって参加者を集めましたか?
●チラシ配布
・幼稚園、保育園、小学校の保護者に呼び掛け、児童にチラシを配った。
・地域の名簿をもとに、チラシを配った。
●ポスター掲示
・町会回覧とともに、掲示板に貼った。
・地域のマーケット、コンビニなどにポスターを貼ってもらった。
●安否確認訓練を通して知らせた。
●人を集めるために「起震車」を呼んだ。
※各町会の責任のもと、参加者は町会の一時避難所に集まってもらい、小学校へ向かった。
一時避難所の場所はチラシで知らせた。
■どうでした?
●対象となる層を含む1,000人以上の参加がありました。
・子どもたちが、楽しみながら体験できた。
・楽しい体験じゃないと人が集まらないということがわかった。
・体験により、災害時の行動がイメージできた。
・協力先がたくさんあって、準備が大変だった。
・市長、区長、消防、区役所に来てもらった、
・70名ほどのスタッフが動いた。(1ブース4,5名×14ブース)保育園、学童保育、いきいきの先生に手伝ってもらった。
・当日は1,000人来たが、事前研修の参加は少なかった。
■使用したカード
■Aチームの実際のホワイトボード
Bチーム 焼野、榎本、横堤
■タイトル みんなで、わが町を守れ!
■対象者 要援護者 のための防災訓練
内容
Ⅰ.事前訓練
①ジュニア防災リーダー養成訓練
・中学生・高校生を対象としたジュニア防災リーダーの養成講座を行った。
・防災リーダーが指導者、要援護者を支援する方法を指導し、支援者を育成。
②図上訓練
・車椅子の人が避難できる経路について検討した。
③防災倉庫の確認
・備えている道具を点検した。
Ⅱ.一時避難所にて
④安否確認訓練
・町会ごとに安否確認を行った。
・安否確認して、「大丈夫」という人に一時避難所まで応援に来てもらう。
・「安否確認できない人」「避難時に支援が必要な人」のところに支援に行く。
⑤応急措置訓練
・「怪我をした人」の応急措置をした。
⑥簡易タンカ作成
・簡易タンカをつくり、重傷者を病院まで運んだ。
⑦要介護者援助訓練
・寝たきりの人、怪我をして動けない人を高層階から下ろした。
・車椅子などにのせて、避難所に移動した。
⑧情報収集訓練
・一時避難所で、「安否確認できない人」「怪我をした人」に関する情報をまとめた。
・まとめた情報を地域本部に伝えた。
Ⅲ.小学校にて
⑨避難所開設訓練
・収容避難所を開設する準備を行った。
・避難してきた要援護者を小学生にも手伝ってもらって、避難所に誘導した。
・一時避難所でまとめられた情報を集約した。
⑩通信訓練
・地域本部から区役所に地域の被災状況を報告した。
⑪ダンボールベッド作成
・要援護者受入れのため、ダンボールベッドを作った。
■どうやって参加者を集めましたか?
複数の連合・地活協が一斉に開催。
●事前訓練
・中学校・高校を通して、参加者を募った。
●一時避難所にて
・ジュニア防災リーダー養成講座参加者に参加を募った。
・要援護登録者への訓練参加依頼を行った。
・町会役員、班長に参加を求めた。
・町会回覧で協力者を集めた。
・地域内にある介護施設と連携した。
●小学校にて
・小学校の避難訓練と連携した。
■どうでした?
●対象となる層を含む1,000人以上の参加がありました。
・大いに盛り上がった。
■使用したカード
■Bチームの実際のホワイトボード
Cチーム 茨田北、今津:ミニストップの方
■タイトル まなぼうさい
■対象者 小学生と地域住民 のための防災訓練
■内容
Ⅰ.事前訓練
①図上訓練
・地域内はとても道幅も狭く、歩けなくなる道も多いと事前に知っておき、いざに備える訓練を行う。
②防災倉庫の確認
・備えている道具を点検した。
Ⅱ.一時避難所にて
③安否確認訓練
・町会ごとに安否確認を行った。
④情報収集訓練
・地域内の被害状況を避難所開設運営本部へ報告した。
⑤応急措置訓練
・「怪我をした人」の応急措置をした。
⑥要介護者援助訓練
・寝たきりの人、怪我をして動けない人を高層階から下ろした。
・車椅子などにのせて、避難所に移動した。
⑦簡易タンカ作成
・けが人などを載せ、小学校まで連れていく。
Ⅲ.小学校にて
⑧避難所開設訓練
・収容避難所を開設する準備を行った。
・避難してきた要援護者を小学生にも手伝ってもらって、避難所に誘導した。
・一時避難所でまとめられた情報を集約した。
⑨通信訓練
・運営本部から行政に地域の被災状況を報告した。
⑩ダンボールベッド作成
・要援護者受入れのため、ダンボールベッドを作った。
⑪心肺蘇生訓練
・いざという時の救命救急の初期対応ができるように。
⑫バケツリレー体験
・初期消火対応ができるように
⑬煙中テント体験
・火災時の煙を体験する。
⑭水消火器体験
・いざというときの消火器の使い方を知る。
⑮ロープ結束体験
・知っていればいざという時に役立つ。
⑯災害用伝言サービスの周知
・毎月1日・15日には無料体験できるなどを知らせる。
⑰炊き出し訓練
・今年は「クックパッキング」としてあたたかいご飯が食べられるようにする。
■どうやって参加者を集めましたか?
小学校の土曜授業と同時開催のため学校での周知、PTAからの告知。
地域へは回覧・掲示板掲載・諸団体への要請。
■どうでした?
●対象となる層を含む1,000人以上の参加がありました。
・大いに盛り上がった。
■使用したカード
■Cチームの実際のホワイトボード
Dチーム 今津
■タイトル 子育て世代の防災スタンプラリー
■対象者 子育て世代 のための防災訓練
■内容
●避難所開設⇒子どもの成長段階にあった避難所の提案と意見交換
●ジュニア防災リーダー育成⇒子供向けプログラムの提供
①受付を行った。
↓
②子どもの成長段階別(乳児、幼児、低学年、妊婦)の教室に分かれて、避難所の
提案をし、体験してもらった。体験したあとの感想や、希望調査を行った。
↓
アンケート回答終わったら…
③体験コーナーへ(スタンプラリー)
体験コーナーは体育館、プール、教室、廊下、階段など、小学校全体を使う。
●階段・廊下:水害時垂直避難訓練、要介護者援助訓練(いざというときの練習)
●体育館:新聞スリッパ作成、段ボールベッド、避難所の間仕切り
●グラウンド:炊き出し、紙食器作り、煙中テント、起震車体験
●教室:応急処置訓練、心肺蘇生訓練、図上訓練
●その他
家で確認してねブース:蹴破り戸・避難ハッチの確認、非常持ち出し品の確認
知ってほしいことブース:安否確認の方法、災害用伝言ダイアル、情報収集訓練
↓
④景品の交換
スタンプ3個で炊き出しカレー。5個でバケツ。10個でミニ非常持出袋と交換。
⑤おまけ
地域防災レンジャーを結成
地域防災レンジャーショーをおこなう!
■どうやって参加者を集めましたか?
●体験型の防災訓練と、スタンプラリー・景品を周知し、参加者の興味を集めた。
●ヒーローショーのような、『地域防災レンジャーショー』を開催することで、子ども連れの親子の集客があった。
■どうでした?
●対象となる層を含む1,000人以上の参加がありました。
・避難所運営で子育て世代からの意見を聞くことができ、今後の避難所開設訓練の参考になった。
・景品目当てに、たくさんのブースを体験してもらうことができた。ブースを体験したことで、子ども達が防災に興味を持つきっかけとなった。
・地域防災レンジャーショーは大好評で、地域の名物になった。
■使用したカード
■Dチームの実際のホワイトボード
Eチーム 鶴見、今津(初参加)
■タイトル つるフェス
■対象者 要援護者のための防災訓練
■内容
●日時:日曜日の午前中(3時間ほど)
●場所:小学校体育館
●目的:要援護者が避難所で快適に生活するための訓練
避難所開設訓練・・・・リーダー:連長、
↓ 指示出し:災害部長、防災リーダー
↓ 名簿作成:町会役員
↓
間仕切り作成 → 災害部長、防災リーダーの
ダンボールベッド作成 → 指示のもと、
仮説トイレ作成 → 体力のある人で作成
↓
心肺蘇生訓練 → 医師・看護師・薬剤師・保健師・地域包括・消防
応急処置訓練 → ↳ゲストとして呼ぶ
簡易担架作成・・・・・防災リーダー、消防の指導
午後からは、有名大学の教授を迎えた講演会
■どうやって参加者を集めましたか?
・大きなイベントと合わせてする
・回覧板、ポスター
・各町会に依頼する
・医師会を通す
・小学校での広報
・放送を活用する
・お土産(お茶)を付ける
■どうでした?
・スタッフの確保が難しかった
・伝達方法(連携)が難しかった
・問題(課題)がわかったのでよかった
■使用したカード
■Eチームの実際のホワイトボード
■参加者アンケート結果
●回答数32枚
【性別】
【年齢】
【プログラムでよかったもの】(複数回答)
*詳細意見
①防災ゲーム体験
●情報共有の大切さ。
・みんなで情報の共有が大切とわかりました。
・意見を集約することの難しさを知りました。
●災害時に大切なことが分かった、勉強になった。
・救助の仕方、消火活動の一番大切なことが分かった。
・消火とか避難とか、安否確認とかの関係がよく分かった。
・楽しく災害発生時の対応を疑似体験することができた。
・新たなゲームを経験でき楽しかったし勉強になった。
●地域でやってみたい。
・地方自治会の訓練やイベントでぜひやりたい!!/地域でも生かせる。
●感想
・思わず熱中していた/盛り上がってよかった/興奮した/楽しかったです!/面白かった。
・このようなゲームをする機会はなかなかないのでありがたい。
・一人一人のカードを調べて言い合って、つなげていくところが面白い。
・みんなでワイワイ言いながら、意見を出し合って早く達成できたから。
・7人の英知と絆、協力で、楽しんでできました。
②グループワーク
・「報告書作ってよ」というところから、防災訓練につなげるところが良かった。
・意見がいろいろでてよかった。
・各自カードを使用していろいろ意見を出しながら、防災に対することを学ぶことができた。
・防災リーダー同士で話し合うことが少ないので横のつながりが多いほうが良い。
・子育て世代対象にしたグループワークで、親子、地域とのつながりが大きく進めていけると思った。
・今回のゲームでは正しい情報だったけど、間違った情報があると大変だろうなぁと思う。
③ふりかえり
・いままでの疑問などの解決になった。
【地域の防災訓練で活かせそうか】